給与明細の見方|1月4月6月10月は必ずチェック!税金や保険料改定で控除額が変わる!?

photoBさんによる写真ACからの写真 

突然ですが・・・毎月の給与明細、しっかり見ていますか?
先月と同じだろう、と思って見ていない方にはぜひ!知っておいてほしいチェック月があります^^
私が所属する企業では、数年前から給与明細電子化が導入されていて明細書を紙でもらうことがなくなったのですが、紙でもWebでもチェックすべき月があるのです♪

昇進・昇級のタイミングではしっかり「基本給」などをチェックする方も、ぜひ年4回のチェックをしてみてはいかがでしょう。

給与明細チェックポイント!まずは概要から

もちろん毎月チェックしていきたい給与明細ですが、控除額が変更する可能性の高い月は年に4回あります!
この月だけでも、以下の項目でチェックするようになれば、お金への意識が変わるのでは?と思います。

◼︎ぜひチェックしてほしい給与明細の変更月
1月:所得税・年末調整還付金
4月:健康保険料・介護保険料
6月:住民税
10月:厚生年金

給与明細の見方|1月は所得税・年末調整還付金をチェック!

年末の怒涛の年末調整が終わり、その還付金(還付がある場合)が表記されるのが1月給与のことが多いのではないでしょうか。
給与明細の書式によっては、還付金と銘打っていないこともあるようなので、どこに表記されるかぜひチェックしてくださいね。

ちなみに、2020年1月には大きな税制改正も行われるようですよね。これにより源泉所得税の改正が行われます。
こういった税制改正の影響を受けるため、1月の給与明細では所得税をチェックするようにしてみてくださいね。

※今回の税制改正も大きいですね。。昨年の大幅改正も影響が大きかったのですが、今年の年末も気が抜けないですね!

◼︎参考:国税庁「令和元年分 年末調整のしかた」
http://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2019/01.htm

給与明細の見方|4月は健康保険料・介護保険料をチェック!

4月は昇進・昇格などで、給与明細を確認する!と言う方も多いとは思いますが、基本給与額だけではなく、控除欄も注目してみてください。

ポイントは、健康保険料介護保険料です。

よくテレビCMなどで、「4月から国民健康保険の色が変わります」と流れているのをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
どうやら健康保険・介護保険の改定は4月のようですね。

ちなみに、調べていて気づいたのが、健康保険料率は都道府県によって異なります!

◼︎全国健康保険協会 協会けんぽ「平成31年度の協会けんぽの保険料率」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3130/h31/310213

このページには、「なぜ都道府県ごとに保険料率が違うのか」「保険料は何に使われているのか」など、気になるQ&Aも記載されていましたよ!

Q2: 保険料は何に使われているのですか?
加入者の皆さまの医療費等が約6割、高齢者の医療費を支えるための拠出金等いわゆる仕送り金が約4割です。

全国健康保険協会 協会けんぽ「平成31年度の協会けんぽの保険料率」

国の制度は、知れば知るほど奥が深い・・・ですね。
何に使われているのか知っておくことで、将来を担う子どものために考えなければならないことも見えてきそうです。

給与明細の見方|6月は住民税をチェック!

住民税については「W(ダブリュー)」の別の記事でも少し紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてください。

住民税決定通知書はいつ届く?ふるさと納税での控除も確認!再発行はできる?

住民税は、前年の1月1日から12月31日の収入を基に決定します。
この決まった住民税が、今年の6月から1年間支払っていくものになります。

新卒社員が2年目の6月から手取りが減った!と驚くのはこの仕組みからなんですよね。

一昨年より昨年の方が給与が高かった場合、もちろんこの住民税にも影響してくるわけです。

「住民税決定通知書」によって事前に住民税額は分かっているタイミングだとは思いますが、ぜひ6月分の給与明細もチェックするようにしてくださいね。

給与明細の見方|10月は厚生年金をチェック!

10月見るべきポイントは「厚生年金」です。
厚生年金は会社員や公務員が加入するもので、日本の公的年金の2階部分と言われているところですね。

厚生労働省「いっしょに検証!公的年金」公的年金制度の仕組みより

平成29年9月分から厚生年金保険料率は18.3%となりました。

厚生年金の保険料率は、年金制度改正に基づき平成16年から段階的に引き上げられてきましたが、平成29年9月を最後に引上げが終了し、厚生年金保険料率は18.3%で固定されています。

日本年金機構「厚生年金保険料額表」より

厚生年金保険料は、労使折半なので負担額は半分です。ですが、、やはり結構な額を占める感じがしますよね。
(とはいえ、実際の納付額が給与明細に記載のある保険料の倍額、と考えるとありがたいものです)

将来受け取る年金額が増える厚生年金ですが、この厚生年金保険料は4月〜6月の給与を基に決定しています!

毎年4月・5月・6月の標準報酬月額の平均から決定される社会保険料。
それが10月納付分に影響してくるんです。

なんとなく「4月〜6月は残業しない方がいい」と言う話を聞いたことがありませんか?
それはこの社会保険料への影響を意味する言葉だったのですね。

給与明細は必ずチェック!電子化でも控除額は確認しよう

給与明細のチェック項目について今回ご紹介してきましたが、実は控除されている項目は多岐に渡りますよね。

私は給与関係の専門ではないのですが、企業に勤める従業員として給与明細に書かれていることってとても大事だなと毎回感じています。

消費税増税を控え、日々の消費についてとても敏感になっている方が多い昨今ですが、毎月の給与明細はあまり目を通していない、と言う方が多いのも事実です。

給与から控除されているものが、暮らしを支えていたり、老後の糧になっていたり、万が一の時の助けになってくれていたりすることを知ることで、よりお金が身近になるのではと思っています!

今回の記事も何かの参考になれば幸いです^^

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。