副業・兼業を始めたいと思ったら?働く女性のチェックすべき3つのポイントとメリットをご紹介

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「働き方改革」の推進により、様々な働き方が進められるようになりました。
皆さんの周りでも少しずつ「副業容認」企業が増えてきたのではないでしょうか。

とはいえ、まだまだ禁止としている企業が多いのも実情としてあります。

今回は、副業・兼業を始めたい!と思った際のポイントをご紹介したいと思います。

副業・兼業|始める前の労働者のチェックポイント

厚生労働省が発行する「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を見てみると、それぞれのチェックポイントが記載されていました。

副業・兼業を始めたいと思ったら・・・
・企業でのルールの確認
企業の就業規則や自らの労働契約の内容を確認し、副業・兼業を行うこと
が可能かどうか、どのような手続が必要になるのか確認しましょう。

・副業・兼業の内容の検討
副業・兼業は、自身の能力の発揮やスキルアップを図るといったメリット
があります。そのような副業・兼業であったとしても、現在の仕事に支障がないかどうか、自身の健康を管理できるかどうか等を検討しましょう。

・上司や人事担当者との話し合い
円滑に副業・兼業を行うために、副業・兼業を始める前に、上司や人事担
当者と十分に話し合っておきましょう。

厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン

世の中的には働き方改革の推進をしているものの、まだまだ実情は追いついていない部分が多くあります。

今つとめている企業でのルールとマッチングしていなければ、罰則規定にひっかかってしまうことも考えられます。

まずは、就業規則や労働契約書の確認をしっかりと行うことが大事です。

また、「働き方改革」の推進は「長時間労働の是正」が大きくうたわれています。

副業容認の波もありつつも、本業+副業で長時間労働となり健康に害をおよぼしてしまっては意味がありません。

長時間労働にならないか、健康管理ができるかどうかも含めて確認をする必要があります。

そして、副業といえど、お金をいただいて業務を行うことに変わりはありません。本業への影響もしっかりと加味した上で、上司との話し合いも必要だと思います。

副業だから適当でいい・・・なんてことはないはずです。
しっかりと求められている以上のものを提供できるように、スキルアップも必要ですよね。

副業・兼業|副業の定義とは?

副業の推進がうたわれている今ですが、そもそも「副業」とは何でしょうか。

副業は、本業以外で副収入を得ること、という割とあいまいな意味合いしかないようです。

株やFXも副業という概念もありますし、メルカリなどで自身のもつ不用品を販売して利益を得ることも副業といわれたりします。
また、趣味の延長線上で作成した小物などを販売するのも副業になります。

フリーマーケットでの販売なども副業だと想定すれば、「副業」は割りと誰でも馴染みのあるものだといえますよね。

複数の名刺(肩書き)を持つ方がやっている複業や、会社員が農業の経営を行うなどの兼業や、似た言葉が多いですが、副業はどちらかというとライトなものを指していることが多いように思いますよね。

クラウドソーシングやアフィリエイトなど、ネットの台頭によってどんどん副業がしやすい環境になっていっている、というのもライトなイメージを助長しているのかもしれません。

スマホが普及したことで、ポイントサイトに登録している方も多いのではないでしょうか。

副業・兼業|推進が始まったきっかけとは?

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そんな副業ですが、どうして【推進】されるようになったのでしょう。

これは、厚生労働省「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日の働き方改革実現会議決定)がポイントのようです。

そこから柔軟な働き方に関する検討会などで、より具体的に推進されるようになったようです。

平成30年1月のモデル就業規則の改定で、副業容認企業に広がりを見せ始めた、という感じです。

モデル就業規則」より

平成30年1月、モデル就業規則を改定し、労働者の遵守事項の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」
という規定を削除し、副業・兼業について規定を新設しました(第14章第67条)。

厚生労働省「副業・兼業」より

副業のメリットとは?

副業をすることによるメリットはどんなものがあるでしょうか。
今回は私の思うメリットを挙げていきたいと思います。

・人手不足解消につながる
・自身のスキルアップ
・知見が広がる
・面白い
・人脈が広がる

やはり労働人口減少は大きな問題ですよね。
そんな中、スキルの高い方が本業以外にも活躍できるようになれば、人材不足問題の解消にも一つつながるのでは、と思います。

また、自身の成長には大きく貢献すると思います。
全く異なる業務の知識が、本業に役立つことも多くあります。

私もECサイト運営業務をやっているときに、コールセンターで培った経験が大きく役立ったことがあります。

また、今まで会えなかったような方々とも交流が広がるのは、自身の成長に大きく寄与するのではないでしょうか。

副業のデメリットとは?

逆に、副業のデメリットとはどんなことがあるでしょうか。

・本業も副業も忙しくなって優先順位がつけられない
・納期が守れない
・体調に支障をきたす

副業だと思っていても、やはり収入をいただく分責任は生じるわけです。
本業がとても忙しいときに、残業もできず副業もあって・・・となると、仕事がうまく進められなくなる可能性があります。

納期が守れないと、副業でもルール違反となって減給になったりします。
そんな場合、せっかく拘束時間分働いているのに、とても安い給料になってしまうことも・・・。

また、時間の使い方を誤ってしまうと、体調に支障をきたすようなことも起きてしまうかも・・・。

本業で成果をあげて昇進・昇格を目指すのと、どちらが自分にとって有用かはしっかり考えていきたいですね。


副業・兼業に興味のある方は、ぜひまずはチェックポイント3つを確認してみましょう!

参考になれば幸いです♪

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。

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