日本の総人口は50年後に現在の7割へ(うち65歳以上が4割)。平均寿命は4歳延び、出生率は1.36へ低下

日本の総人口は50年後に現在の7割へ

2023年4月26日に、国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の将来推計人口(令和5年推計)」が話題になっています。
なんと、西暦2070年には総人口が8,700万人に減少するという推計データが出たからです。(2020年(令和2年)の国勢調査では総人口が1億2,615万人)

生産人口減少は加速度的に進む

日本の将来推計人口(令和5年推計)結果の概要|国立社会保障・人口問題研究所より

「日本の将来推計人口」のデータから65歳以上人口は2040年代までは増加しているが、その後は緩やかに減少していきます。

ただ、15-64歳人口の減り方がものすごい。。
いわゆる労働人口と言われる方がどんどん減っていっています。
もちろん、今後も出生率が上昇しなければさらにデータ上でも悪化していくでしょう。

世界を見渡せば、インドの人口が中国を抜き今年半ばには14億2,860万人()となり世界最多になるというニュースもありますが、日本はどんどん人口が減少していくばかり。()UNFPAの推計より

インドと中国合わせれば、世界人口の3分の1以上を占めてきた大国ですが、そんな中国ですら、2022年に初めて人口が減少に転じるとされています。

生産人口の減少問題を解決するためには

生産人口の減少問題、働く方々にもっと身近な言い方をすれば「人手不足」は、事業運営においても大きな課題です。

DX化やAIの活用など、産業の革新も目覚ましいものがありますが、やはり根本には「生み育てたい社会であるか」という問題も大きくあると思っています。

いち母親として考えると、気候変動やら紛争やら様々な問題が溢れるこの世の中で、子どもたちが将来暮らしていけるのかと不安に思う日々なので、出生率が下がるのも仕方ない気もしています。

笑顔で子どもたちが暮らし続けていく社会にしていかなければなりませんね。

生産人口の減少問題解決のためには ビジネスパーソンのリスキリング

人材不足の課題解決に期待ができるDXの推進が求められているといっても、IT人材の採用は年々難しくなっています。
元々の母数が少ないこと、やはり求められる人材の獲りあいが起こっていることが原因です。

そこで、社内にIT人材を増やすための「リスキリング」を経済産業省も推進していますよね。

【参考】経済産業省|西村経済産業大臣の閣議後記者会見の概要(2023年2月24日)
https://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2022/20230224001.html

ビジネスパーソンの学び直しは今後も至る所で議論になりそうです。
年功序列型の仕事の在り方ではなく、デジタル技術を使いながら価値創造のために自分の力を発揮するビジネスパーソンが求められています。

これらの情勢は、働く女性にとってはむしろ追い風になるのでは、とも考えています。
情報を取り入れ、仕事における自分の価値を上げていきましょう!

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。「SDGs」への関心も高まっており、脱プラや環境配慮に関する記事も書き始めました。

社会少子化

Posted by media-w