小泉進次郎氏男児誕生で育児休暇取得のモデルに!育児休業との違いも紹介
17日午前、小泉進次郎氏に男児誕生のニュースがありましたね!
フリーアナウンサーの奥様、滝川クリステルさんの出産にも立ち会われたとのことで、パパおめでとうございます^^
育休取得で注目されている小泉進次郎氏ですが、実は「育休」には2つの意味があることをご存知でしょうか。
今回は、「育休」といわれる「育児休業」と「育児休暇」の2つについてご紹介していきたいと思います。
小泉進次郎氏が育休取得を表明したブログについて
小泉進次郎氏は、実は男児誕生2日前に自身のブログにて「育休取得について」というタイトルでコメントを掲載しています。
なんと参考資料としてPDFファイルも添付されている、というのがなんともすごい!
ご自身が育休を取得しようと思った経緯について綴られています。
・「産後うつ」になる方が約10%もいる
「育休取得について」小泉進次郎氏のブログより
・現在の男性育休取得率は6.16%にとどまっている
・育休先進国ノルウェーの研究によると、同僚の取得によってその職場の取得率は11-15%上がり、上司が取った場合はその2.5倍も効果があるといいます
これらの内容を踏まえると、
奥様の様子を気遣う部分だけじゃなく、自身が育休を取得することで、世の中のモデルとして、他の方々が取得しやすい環境を作りたい!という意思を感じられますよね。
実際に、私が所属する会社でも、はじめの頃は男性が育児休業を取得することに否定的、というか「本当に取れるの!?」という懐疑的な声があったのですが、そこに人事担当者が風穴をあけました。
まず男性正社員である彼が育児休業を取得したのです。
そこからは少しずつ育休取得者が増えていき、いつの間にか、男性も育児休業を取ることが当たり前になりつつある今があります。
他にも小泉氏のブログには、こんな言葉も記載されていました。
・第一子の子育てで夫の育児時間が長いほど、第二子が生まれている、という厚生労働省の調査結果もあり、男性の育児休業が取れる社会にすることは、日本の少子化解決に重要だと改めて感じました
「育休取得について」小泉進次郎氏のブログより
これには「へぇ!」となりました。
日本の少子化の波は激しく、出生数90万人割れはかなり衝撃的でした。
男性の家庭への参加が促進されれば、それこそ女性活躍推進に繋がると思うのです。
子どもを産み育てたい!と思える環境にするためには、男女ともに家庭と仕事の両立が必要ですよね。
育児休業と育児休暇との違いについて
今回、小泉進次郎氏が取得しようとしているのは「育児休暇」となります。
ただ、前提として国会議員や国務大臣にはその概念もないようですが・・・。
育児休業とは
「育児休業」とは、育児・介護休業法によって定められた休業制度を指します。
一定の条件を満たせば、法律に基づいて休業を取得できます。
一般的に「育休」を呼ばれているのは、こちらの「育児休業」を言います。
育児休業の間は、「育児休業給付金」が支給されます。
■参考資料:令和元年度版「育児休業や介護休業をする方を経済的に支援します」リーフレット
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h28_11_02.pdf
■参考データ:「育児休業制度とは」イクメンプロジェクト
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/employee/system/
育児休暇とは
「育児休暇」とは法的に定められた制度ではなく、育児のために休暇を取得することを指します。
会社の規定で、育児休暇を長期で取得できるところもありますよね。
有給休暇をとって育児をすることも、育児休暇の分類に入ります。
法制度ではないので、会社に規定があるかどうかも含めてしっかり確認することが必要ですね!!
3歳まで育児休暇を取得できたり、20日間の有給育児休暇を取得できたりする企業などもあるようです。
子どもが小さい間は、病気や予防接種などでなにかと休みがち・・・。
こういった制度が充実していると働きやすいですね♪
男性の育児休業取得率はまだまだ低い
小泉氏のブログでもあったように、平成30年度のデータで男性の育児休業取得率は6.16%。
(育児休暇は含まない)
増えてきているとはいえ、まだ1割にも満たしていない状況です。
これから子どもが生まれるパパには、ぜひ知っておいて欲しい「パパ休暇」についても、こちらの記事をチェックしてくださいね!
育児休業と育児休暇の違いを知って、両立支援を!
今回は、混同しやすい「育児休業」と「育児休暇」の違いを紹介させていただきました。
今話題の小泉氏の育休は「育児休暇」という感じですが、ぜひ働くママを支えるパパには、子どものためにも制度・会社の規定を知って欲しいなと思います。
共働きが当たり前になってきたにも関わらず、女性の育児負担は大きく、「男性が家事・育児を手伝う・協力する」という風潮は変わりません。
「手伝う・協力する」という意識があるからこそ「イクメン」という言葉が生まれ、もてはやされたりするんだと思います。
男性が当たり前のように家事・育児を女性と一緒に行う社会になることこそ、女性活躍・・・、というよりも、男女平等に活躍できる社会なんだと思います。