加速する少子化【20年出生率1.34】地域ぐるみの子育て社会を作ろう

2021年10月11日

1.34

これは2021年6月4日に厚生労働省が発表した人口動態統計より「1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率」です。

2005年には1.26まで下がったものの、少しずつ上昇し2015年には1.45まで上がりました。
またそこから低下し続けているのです。

私自身も子育てをする中で感じるのは、仕事と育児との両立の難しさです。

25歳未満の出生数の減り幅が大きい|人口動態統計より

人口動態統計では、出生数の年次推移を母の年齢別(5歳刻み)でデータが出ています。

人口動態統計より筆者にて作成

・19歳以下・20~24歳 の出生数 前年比92%
・45歳以上 の出生数 前年比102%

経済不安、出逢いがないなどの理由から、結婚自体もどんどん晩婚化が進んでいて、それに伴い出生数も減っています。
コロナ禍ではさらに出生率の低下は加速するという見方も。

たまき
たまき
子を産み育てるのは経済的にも影響は大きいですもんね。。

「男性版産休」など制度の拡充は進みつつあるように感じながらも、夫婦二人での子育てにも限界はあります。

海外ドラマではお馴染みのベビーシッターを導入したり、町ぐるみでの子育てや、隣人・知人など、様々な協力体制がとれる世の中になっていくべきではないでしょうか。

とはいえ、日本ではどうしても「親が見なければならない」という風潮は根強く、そういう制度を活用することに否定的な意見があるのは否めない。

「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような大家族ではなく、核家族化が進む中で「子育てコミュニティ」を形成していくことが必要なのかもしれないですね。

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。「SDGs」への関心も高まっており、脱プラや環境配慮に関する記事も書き始めました。

子ども,社会少子化

Posted by media-w