喉が痛い原因は口呼吸にあった!?デメリットと治し方

セーレムさん による 写真ACからの写真 

空気が乾燥する季節には、特に寝起きの喉の痛さやイガイガを感じることも多くなってきます。
もともと乾燥している空気を、そのまま口呼吸で吸い込んでしまっていることが原因かもしれません。

実は私の子どもも口呼吸の可能性を感じる動作があり、何とかしたい!ということで、今回は口呼吸について調べてみました。

口呼吸とはどういう状態?

通常鼻でする呼吸を、口で行う状態です。(そのまんまですが)

乾燥した空気が直接気管に入っていくので、のどや肺にも良くないといわれています。

これからますます空気が乾燥する中、
「お肌が!」
と言っているより先に、体の中から不調を訴えてしまうなんて恐ろしいですよね。

口呼吸のチェックリストというのもあるようですが、ぜひ簡易的なものとしてチェックしてみてください。

1.いつも口を開けている(無意識に開いている)
2.唇を閉じると、あごに梅干し状のふくらみとシワができる
3.朝起きたとき、のどに痛みがある
4.唇がよく乾く
5.口の中がよく乾く
6.よく風邪をひく
7.食事のときにクチャクチャと音を立てる
8.歯並びが悪い
9.舌に歯型がついている
10.いびきや歯ぎしりをする

私は唇がとてもよく乾いています。。
ということで、私も口呼吸になっていないかチェックしたほうが良さそうですね。

食事のときにクチャクチャ音を立てるのは、ただ行儀が悪いと思っていたのですが、口呼吸の可能性がある!というのは驚きでした。
でも確かに口でしか呼吸してない人は、ご飯食べるときはつらいかもしれませんね。。

口呼吸のデメリット|乾燥による健康への害

FineGraphicsさんによる写真ACからの写真 

チェックリストを見るだけでも、ちょっと見た目的にもなんだか問題ありな感じな口呼吸ですが、どうやら健康にも大きな害がありそうです。

本来、人間は鼻呼吸をしますよね。
鼻毛や粘膜がフィルターの役目をして、外気に漂うほこりや菌などの異物をシャットアウトしています。
そして、鼻で吸い込んだ空気は鼻腔の中で加温・加湿されて気管に届けられます。

これが口呼吸になるとどうなるでしょう。

・ほこりや菌などの異物がそのまま気管に入る
・冷たい空気が気管に入る
・乾燥した空気が気管に入る

ということになるわけです。

口呼吸のデメリットはたくさんあります。

1.口・喉が乾燥して唾液の分泌が悪くなり、虫歯や歯周病になりやすい
2.口臭やいびきの原因に
3.喉のリンパが炎症を起こしやすくなる
4.風邪をひきやすくなる
5.舌の位置が下がり、たるみ・しわ・二重あごの原因に
6.歯並びが悪くなる

菌を直接取り込む自体、既に悪いことだらけなイメージですが、つくべきところに筋肉がつかなかったりと、美容にもかなり悪影響なようです。

就寝時の口呼吸は約5割が自覚!

ウーマンウェルネス研究会が「就寝時の口呼吸」について行った調査では、約5割が就寝時の口呼吸を自覚しているという結果に!
(首都圏の20~60代の男女約600名)

就寝時に口呼吸をしている人ほと「風邪をひきやすい」と感じているというデータもあり、実感として現れていますね。

しかも、なんと冬場の乾燥環境は年々過酷になっているというデータも!
ますます乾燥への配慮が必要というわけです。。

■参考サイト:WELL-LAB「口呼吸の人ほど風邪・インフルエンザ・睡眠不全になりやすい!?予防と対策とは」
https://www.well-lab.jp/concern/tsukare/1010/

口呼吸の原因と治し方

口呼吸はどんな時にするでしょうか。

・激しい運動
・鼻風邪・花粉などのアレルギー
こういうときには、鼻ではなく口で呼吸をすることが多いです。

鼻風邪が長引くと習慣化して口呼吸になってしまうことも多いとか。

そして他にも、口周りの筋力不足が挙げられます。

「昔ほどかたいものを食べなくなった」
とはよく言われたりしますが、やわらかいものばかり食べていると、どうしても筋力は発達しません。

口のまわりの筋肉が発達していればしっかり口を閉じていられるのだそうです。

とはいえ、既に習慣化してしまっているなら、今からでもどうにか治し方を知りたいものです!!

「口呼吸 治し方」で調べると
【あいうべ体操】と【口を閉じるテープ】が多く出てきます。

口呼吸の治し方|あいうべ体操

いろんなところで紹介されて話題になっているのが「あいうべ体操」。

みらいクリニック院長の今井医師が考案されたそうですが、なんと2005年頃に考案されたそうです。

「あいうべ体操」はその名前のとおり「あ」「い」「う」「べー」の口の形を繰り返すというものです。
声は出さなくてもOK。

ゴトウさんによるイラストACからのイラスト 

1.「あー」と口を大きく開く
 ※普段よりも大きめに
2.「いー」と口を大きく横に広げる
 ※首に筋が張るくらいまで
3.「うー」と口を強く前に突き出す
 ※しっかりと前に突き出します
4.「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
 ※あごの先をなめる感じで

ということで、私も実際にやってみました。

・・・
・・・・・

これはきつい!今まで使ってない筋肉を使ってる感じがします!

しかも、これを食後に10回、1日30回を目安に行うのです。

これは・・・、小顔効果も期待できそうなくらい、どこかの筋肉に働きかけてる感じがしますね!(実際に小顔になるかは分かりませんが^^;)

食後、というのがポイントかもしれませんが、
「ごちそうさま」の後にやっていってみたいと思います!

■参考サイト:みらいクリニック「あいうべ体操」
https://mirai-iryou.com/aiube/

口呼吸から鼻呼吸へ!乾燥する季節を乗り切ろう!

風邪やインフルエンザが年中流行するようになっていますが、自分の身は自分でしっかり守れるように、できることからコツコツと!

そのためにも、日々の食生活の見直しも大事ですよね。
あごや口の周りの筋力発達のためにも、口の両側を使ってバランスよくしっかり噛むようにしていきたいですね。

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。「SDGs」への関心も高まっており、脱プラや環境配慮に関する記事も書き始めました。