白物家電と黒物家電。共働きなどの生活の変化による値上がりも!時短ライフハック

2020年2月2日

写真ACよりFineGraphicsさんの写真

白物家電って、一気にいろんなものが壊れませんか!?

先月、愛用していたダイソン掃除機が充電がうまくできなくなったかと思えば、突然、朝起きたら廊下に水たまり!?気づけば、ドラム式洗濯乾燥機から水漏れ!

同じ時期に買ったわけではないのに、示し合わせたように白物家電が壊れていく・・・。

というか「白物家電って何!?」という思いと、家事のメインとなる家電の買い替えを機に、白物家電(ついでに黒物家電)について調べてみました!

白物家電とは?黒物家電ってなに?

白物家電とは、goo国語辞書によると

《普及し始めた当初は白い塗装が多かったことから》冷蔵庫・洗濯機・乾燥機・炊飯器などの、家庭用電気機器。白物。

goo国語辞書より

それに対して、黒物家電とは、

《黒い塗装が多いことから》テレビ・レコーダー・カメラなど、娯楽に関する家庭用電気機器。白物家電に対してできた語。黒物。

goo国語辞書より

だそうです。

確かに、今ではいろんなデザインのものが普及していますが、冷蔵庫や洗濯機は白いものが多いイメージありますし、テレビやオーディオ機器は黒いもの(黒光り?)が多いように思いますよね。

特徴的に言えば、白物家電は、「生活家電」「家事家電」という、家庭内の家事労力を減らしてくれたりするもの。
黒もの家電は、「娯楽家電」という、娯楽のもの。
というわけ方でしょうか。

時短!と言えば、白物家電ですよね。

家電に頼らない暮らしも見直されてきていますが、やっぱり土鍋で炊くより炊飯器の方が楽チンだし、まとめ買いをする働くママさんにとっては、冷蔵庫って必須アイテムですよね。(土鍋の方が美味しく炊けるのはわかりつつ・・・^^;)

趣味を色濃く反映させる黒物家電は、様々な家電メーカーが台頭していて、国外からの輸入も多く、価格競争しているイメージですが、今、そんな中で白物家電の値段は上がり続けているというのです。

総務省データより

白物家電が好調!?その理由とは

2020年1月27日に、日本電気工業会(JEMA)が発表した2019年の白物家電の国内出荷数額は、前年比2.7%増だそうです!
これは電気冷蔵庫や電気洗濯機などの大型家電が牽引した結果とも言われるのですが、その裏にあるのは、やはり働くママの存在ではないでしょうか。

今回、新しい掃除機はネットで購入したのですが、やはり洗濯機は店頭で見たい!と思い、実際に店頭に足を運んでみました。

・ドラム式洗濯乾燥機
・縦型乾燥機付き洗濯機
・縦型洗濯機
この3つに絞ってみていたのですが・・・、なんとドラム式洗濯乾燥機の上位機種の価格は・・・40万円を超えるものも!

平均的に、
・ドラム式洗濯乾燥機 20万円
・縦型乾燥機付き洗濯機 15万円
・縦型洗濯機 〜10万円
という価格帯が多かったです。

やっぱり高いですねー><

とは言え、白物家電は売れ行きが好調らしいのです。

W(ダブリュー)でも度々話題にしている「女性活躍推進」ですが、今まで専業主婦だった方がフルタイムで働くことを想定すれば、家事に時間を割くのが難しくなります。

そういった共働き世帯の増加により、時短アイテムである「生活家電」へのニーズが高まっているというわけなのです。
「時間」をお金で買う、という意味合いでも、上位機種で高いものでも機能を優先して選ぶというケースも多いのだとか。

上位機種のドラム式洗濯乾燥機では、スマホで遠隔から洗濯機を操作することもできたり、水温や衣類の質・量を判断して洗剤を自動投入するなど、IoTと言われる最先端技術が用いられていました。

「洗濯槽に入れたままじゃ菌が繁殖しませんか!?」
と素人の私は店員さんに尋ねてしまいましたが、ちゃんと洗濯槽内がクリーンに保たれるような機能はもちろん搭載されているそうですよ!

店頭で売れ筋を聞くと、やはり大型タイプが人気だそうです。
週末のまとめ洗いができるタイプの大容量タイプのニーズは高まっているんですね。

白物家電で実現するスマートライフ:時短を金額換算!

oldtakasuさんによる写真ACからの写真 

「たかが5分、されど5分」
そう、朝の忙しい時間帯、夜の帰宅後の疲労たっぷりの時間帯、そこで5分でも時短をしたい!と思うのは当たり前。

洗剤投入の時間、洗濯物を干す時間などを短縮できたら、とても助かりますよね。

ただやはり気になるのは値段・・・。
上位機種は価格帯もとっても上の方なので、家計には厳しいものです。

そこで、私と同じ悩みを抱えているであろう方に、きっと私がするであろう計算をご紹介したいと思います!

例1)「干すから安くしたい!」
・縦型洗濯機(インバーターあり)で毎日干す!
・購入価格:12万円
・洗濯電気代:2円/回 × 365日 = 730円/年
・干す時間:5分 → 時給1000円換算 → 83円/回 × 365日 = 30,295円/年
・7年で買い替えまでの総額:12万円+(730円×7年)+(30,295円×7年)=337,175円

例2)「毎日乾燥!」
・ドラム式洗濯乾燥機
・購入価格:20万円
・洗濯乾燥電気代:25円/回 × 365日 = 9,125円/年
・干す時間:なし
・7年で買い替えまでの総額:20万円+(9,125円×7年)=263,875円

※電気代は、27円(1kWh:キロワットアワー)で概算での計算をしています。
※干す時間はもちろん概算です。
※時給1000円換算としていますが、自宅の家事には収入がないので、私なりの計算です。
※洗濯機の買い替えは7年程度が見込まれているようです。私のは10年持ちました♪

干す時間が5分短縮すれば、その分だけ5分の収入が得られる・・・わけではないため、実際の金額的ロスではないのですが、時短の重みを出すために(笑)自分なりの計算式ですのでご了承くださいませ。

こうやって計算していくと、自分が手にすべきものが見えてきます。

5分のロスを回収できるのかどうか、どこまでなら予算として購入費用を捻出できるか、いろいろ考えるところはあるものの、私は今回ドラム式を選びました。

もちろん、洗濯機の中に入れる衣類の量によって時間にバラツキもあると思いますが、それでも、洗濯乾燥が2時間かからずに終わり、しかも5分の時短が叶うのなら一時的な出費も想定内という判断をしたのです!

超上位機種にも憧れましたが(笑)、菌の繁殖が、とか考える時点できっとターゲットから外れているのだということで、今回は店員さんと相談して機種を決めました。

家電コーナーでやるべきポイント!

はむぱんさんによる写真ACからの写真 

ドラム式洗濯機を購入するなら、夏がいい!
というのはよく言われていますが、実際にはどうなのでしょう。

今回、私が購入したのは冬〜初春。
店員さんに聞いてみると、
「夏が安いと言われるのは、最新モデルが出る前に古いタイプを値下げするという事実があるからですね。ただ、正直なところ最新モデルが出たらしばらくしたら値下げして、そこからは大体安定した金額に落ち着きますよ」
とのことです。

今回私が購入を決めた機種は2019年11月発売モデルですが、発売時と比較すると8万円近く値下がってました。
洗濯機が壊れている私としては、緊急事態なので早く欲しい方が優先ではありましたが、それでも値下げ交渉にも応じていただけました。

そこで!
ぜひ家電コーナーでやっていただきたいポイントをご紹介します。

・ネットで最安値をチェックし、配送料・設置料金等込みの価格を比較する(自分で)
・店員さんに、これ以上値下がりしないか確認する

ネット情報を確認するのは、クチコミ情報を確認するという面もあります。
そして、店員さんに値下げ交渉なんてできない!という方もいるかもしれませんが、ポイント還元での実質値下げや保証期間の延長など、相談に乗っていただけることは多くあるはずですので、ぜひ確認しましょう!

白物家電の購入は事前に計画を立てておくこと!

今回突如故障してしまった我が家の白物家電ですが、こういった突然の出費は家計にはイタイものです。。。
また、市場相場がものすごく高い時期に購入するのももったいないですよね。

そこで、ぜひ事前に買い替え時期を考慮して、特別予算を持っておきましょう!

7年で買い替えるとすると、84ヶ月。
20万円の洗濯機を狙うとするなら、約2,500円を毎月積み立てればOKです。

今では金利・手数料を店頭負担で分割払いをしてくれるところもありますが、形あるものはいつか壊れる、と腹をくくって、ぜひ事前に準備しておくことをオススメします^^

今回、掃除機は全くの想定外だったので、私のようにイタイ目を見ないようにしてくださいね^^;

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。