5月30日は「ゴミゼロの日」1人1日当たりのごみ排出量は約1kg!ゴミ処理にかかる費用は税金2.3兆円!

5月30日は、語呂合わせから「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)の日」として、ゴミを減らす活動が全国で行われています。

ゴミは減らしたほうがいい、リサイクルしたほうがいい、というのはなんとなく分かりますよね。

ゴミを減らすのは大事だけど、自分にはそんなに関係ない
コンビニのゴミ箱には、分別されていないペットボトルや、燃えるゴミの中に資源ゴミが混じっているのを見かけることも。

自分には関係ない!とは言わせない!

今回は、W(ダブリュー)でも何度か記事にしてきた「ゴミ」について紹介していきます。

1日に出すゴミの量は1人あたり918グラム

一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和元年度)について(環境省)」によれば、令和元年度のゴミ総排出量は、4,274万トンにもなります。

たまき
たまき
例として東京ドーム約115杯分とあるけど、東京ドームを体積としてみるのって想像力が必要…

1人1日当たりのゴミ排出量は918グラムだそうです。

そのうち生活系ゴミが約7割を占め、残りの3割が事業系ゴミに分類されます。
ざっと650グラム程度という感じでしょうか。

これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれです。
書き損じた軽い紙ゴミもあれば、重たい紙おむつなども、ゴミの種類は様々です。

処理状況として、リサイクル率は19.6%。約2割が資源として再活用されているということに。

一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和元年度)について(環境省)

こんなにたくさんの種類のものがリサイクルされているんです!
普段、「燃えるゴミだろう」と思って分別していないものがないか、ぜひチェックしてみてくださいね♪

環境省が発表しているデータの中で衝撃的なのは、最終処分場の残余年数ではないでしょうか。

なんと21.4
残り20年ほどで最終処分場が限界を迎えてしまうのです。
そうなったらまた新たな土地を探したりすることに。。

ちなみに、ゴミは集められた後どうなるのでしょうか。

・焼却
・分別や中間処理を行い資源化
などの工程を経て、
総量の1割程度が埋め立てとなります。

ちなみに、技術の発展により資源化されている量も年々増えているそうです。こういった技術革新はありがたいですね★

とはいえ、最終処分場が限界を迎えたらまた新たな土地を探して…と、どんどん美しい地球がゴミで埋まっていくことになります。。

ゴミを減らす(Reduce)
ゴミを資源化する(Recycle)
ゴミを繰り返し使う(Reuse)

3Rを実践することで、ゴミを減らしていきましょう!

とはいっても、まだまだ自分ゴトにならない方もいるかもしれません。。

そこで、今度は「お金」の話です!

ゴミ処理に使われる税金は2兆円超!1人あたり16,400円にも

ゴミを捨てるのって、タダ(無料)じゃないんですよ。
ゴミ袋自体の購入はもちろんですが、一般廃棄物の処理に要した経費として税金が使われています。

たまき
たまき
タダで回収して、タダで処分してくれる、なんてことはないですもんね

ゴミ処理は「公共サービス」の一つです。

ゴミが増えれば、収集車の稼働も増えますし、焼却炉の維持費も高くなります。

産業の発展により、出るゴミや有毒な物質も移り変わるので、施設のバージョンアップも必要だったりするわけですね。

税金が使われている、と分かれば重い腰が上がるはず!

ムダなゴミを出して、税金をどんどん上げていくのではなく、3Rを徹底すれば、ゴミが減り、環境にも良いですし、さらに税金も減るかもしれません☆彡

ゴミについて考えるということは、自分の持ち物について考えるということにも繋がります。

ゴミを減らそうと思えば、ムダな買い物が減ります。
過度な包装を遠慮する行動がとれます。
モノを大事にするようになります。

ぜひゴミゼロの日に向けて、自分の持ち物について、ゴミについて、考えてみませんか?

ゴミゼロの日に向けて、今から私ができること【例】

・マイバッグをつかう
・マイボトル・水筒をつかう
・(そもそも)出歩かない ※コロナ禍ですし
・ネット注文の際に「簡易包装でお願いします」とかく
・生ごみの水気をしぼる
・バラバラの紙も古紙として出す
・改めて、自分の住む自治体の「ゴミ分別ガイドブック」を読み込む
・不要なものは譲ったり、リサイクルショップに出す
などなど

さらに、自分ができたことをSNSで紹介して拡散すれば、ゴミゼロ活動が広がっていくのではないでしょうか。

「誰かがやるから」ではなく、もう「自分が」やらないといけないところまで、地球環境は問題になっています。

コロナ禍において、衛生上有効として「使い捨て」によるゴミも増えたと話題になっています。
巣ごもり期間によるおうち時間の増加で、改めてじっくりご自宅のゴミについて考えてみませんか?

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。「SDGs」への関心も高まっており、脱プラや環境配慮に関する記事も書き始めました。

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Posted by media-w