Forbes JAPAN WOMEN AWARDとは?歴代の受賞企業と取り組み内容について

2020年1月7日

2019年12月19日、日本最大規模の女性アワード「Forbes JAPAN WOMEN AWARD2019」が開催されました。
女性活躍推進やら働き方改革やらが叫ばれる昨今、女性が輝ける企業、そして輝いている女性個人をフィーチャーするこのアワードでは、今の企業・個人が求められる取り組みが浮き彫りになっています。

私が所属する「プロトソリューション」も企業部門300名以上1,000名未満の部で第9位に入賞させていただきました!

今回は、注目の「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」についてご紹介していきます。

Forbes JAPAN WOMEN AWARDとは?

2016年に発足した本アワードは、世界的な経済誌「Forbes」の日本版である「Forbes JAPAN」が、女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する「株式会社LiB(リブ)」の協力のもとスタートしたものです。

ちなみに、「Forbes(フォーブス)」はアメリカ合衆国の経済誌ですが、世界38カ国800万人が愛読する歴史ある誌面です。世界長者番付によってより一般の方にも浸透しているのかもしれません。

そんな有名な「Forbes JAPAN」が主催!?
ということで気になるところですが、アワードのサイトに、「Forbes JAPAN」副編集長兼WEB編集長である谷本氏のインタビューが掲載されていました!

「誰もが主役になれる場所」
〜自分にスポットライトをあてよう〜
日本の成長戦略の中で、目下、最も力を入れている政策のひとつが「女性活用」です。確かに、私自身も国内外のたくさんのリーダーにお会いしてきて思うのは、女性リーダーの絶対数の少なさ。だからこそ、国を挙げて女性幹部を増やしていこうという動きにもつながっています。けれど、女性たちは皆、もっと地に足の着いたところで、「したたか」に「しなやか」にキャリアも人生も楽しんでいます。
色々な働き方や生き方があっていい。誰もがスポットライトを浴びて、”自分らしく”あり続けられる──。Forbes JAPAN WOMEN AWARDは、そんな女性たちを応援します。

Forbes JAPAN WOMEN AWARDサイト「ABOUT」より

確かに!と納得してしまうのは、「女性活躍」が謳われていながら、行政主導ではない女性向けのアワードがあまり目立ったものがないように感じます。

企業としても、「女性活躍に力を入れなければ!」と思う反面、なかなか重い腰を上げられないでいる企業も少なくないと言えます。

そんな中で、日本最大規模の女性アワードとして2016年に「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」がスタートしたのは、本当に喜ばしいことです!

2016年開催の第一回では、小池百合子東京都知事が来場し、受賞者たちに激励の言葉を贈ったようです!
→ 「「JAPAN WOMEN AWARD 2016」小池百合子都知事が登壇!

「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」は、今まさに注目すべきアワードの一つと言えるのではないでしょうか。

「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」歴代の受賞企業(企業部門)

ISHIKAWA PHOTOさんによる写真ACからの写真 

1000人以上の部( Forbes JAPAN WOMEN AWARD 企業部門)

■2019年
1位:P&Gジャパン
2位:株式会社丸井グループ
3位:積水ハウス株式会社

■2018年
グランプリ:SOMPOビジネスサービス
準グランプリ:シーボン
特別賞:オリエントコーポレーション

■2017年
グランプリ:イケア・ジャパン
準グランプリ:ストライプインターナショナル
特別賞:フィリップ モリス ジャパン

■2016年
1位:カルビー
2位:シーボン
3位:イケア・ジャパン

300人以上1000人未満の部( Forbes JAPAN WOMEN AWARD 企業部門)

■2019年
1位:株式会社ノンストレス
2位:デュポン株式会社
3位:リコーリース株式会社

■2018年
グランプリ:Dress the Life
準グランプリ:ピジョン
特別賞:デュポン

■2017年
グランプリ:ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス
準グランプリ:アイスタイル
特別賞:DACホールディングス(DACグループ)

■2016年
1位:スタートトゥデイ
2位:ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス
3位:ノンストレス

300人未満の部( Forbes JAPAN WOMEN AWARD 企業部門)

■2019年
1位:株式会社彩さ美
2位:ディア・ヒロイン株式会社
3位:株式会社渕上ファインズ

■2018年
グランプリ:Finatext CONNECTION
準グランプリ:彩さ美
特別賞:野村学園 パール幼稚園

■2017年
グランプリ:FEEL CONNECTION
準グランプリ:ビーボ
特別賞:Surpass

■2016年
1位:メディカ出版
2位:サニーサイドアップ
3位:トレンダーズ

こうやって見てみると、順位の名称も「1位」「グランプリ」など年によって違いがある事が分かります。2016年は各部門10位まで記載があるのですが、2017年以降は上位3企業のみが掲載されています!

この上位3企業に入ることを目指していきたいですよね♪
とはいえ、上位3企業はやはり名の知れた企業が多く、女性活躍推進しているのもうなずける企業ばかりに思います。

1000人以上の部で1位となった「P&Gジャパン」は、多様性に力を入れていることで知られています。
P&Gでは、経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」を掲げています。「文化」「制度」「スキル」を3つの柱とし、女性活躍推進、ダイバーシティ&インクルージョン推進、更に多様な社員一人ひとりが最大限に能力を発揮できる組織づくりに取り組んでいる、というから素晴らしいです!

2016年3月からは、日本で25年以上に渡って培ってきたダイバーシティ&インクルージョン推進のノウハウを広く社会に提供すべく、「P&Gダイバーシティ&インクルージョン啓発プロジェクト」を発足し、他企業・行政・大学など300を超える組織に、ノウハウや研修を提供している取り組みが高く評価されました。

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 プレスリリースより

自営業者・役員を除く企業へ所属している労働者が9割を占める日本では特に、働きやすい企業が増えることはとても嬉しいことです。
こういったアワードが増えることで企業の意識が高まり、より良い環境の企業が増えていけばなと思います。

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。