女性活躍推進法改正(2019年)によりプラチナえるぼし(仮)創設へ!

2019年10月29日

写真ACよりTicTacさん

2019年(令和元年)6月5日に改正女性活躍推進法が交付されました。

今回は、女性活躍推進企業の認定マークである「えるぼし」の認定基準への影響についてご紹介します。

女性活躍推進法の改正点(2019年)について

女性活躍推進法の主な改正点はこちら
1.一般事業主行動計画の策定義務対象の拡大
2.労働者が301人以上の事業主への情報公表項目の区分け
3.特例認定制度「プラチナえるぼし(仮称)」の創設

簡単に言うと、大企業でなくても情報公開が求められるようになった、つまり、事業主に対しての女性活躍推進がより強く求められるようになったという印象が強いです。

詳細は、女性活躍推進法の法改正に関するリーフレットもご確認くださいね!

厚生労働省リーフレット「 女性活躍推進法が改正されました!

1.一般事業主行動計画の策定義務対象の拡大

一般事業主行動計画の策定・届出義務及び自社の女性活躍に関する情報公開の義務の対象が拡大となりました。

■改正前
常時雇用する労働者が301人以上の事業主

■改正後
常時雇用する労働者が101人以上の事業主

この「常時雇用」はパートや契約社員であっても、1年以上継続して雇用されているなど、事実上期間の定めなく雇用されている労働者も含まれるので注意が必要です。

人数規模に関わらず、女性活躍を推進していこうという姿勢が見受けられます。

施行は、交付後3年以内の政令で定める日となっているので、常時雇用労働者101人以上の事業主では、すぐにでも準備をする必要がありそうです!

2.労働者が301人以上の事業主への情報公表項目の区分け

常時雇用労働者が301人以上の事業主でも、情報公開の強化が求められています!

■改正前
14項目から任意の1項目以上を公表

■改正後
①職業生活に関する機会の提供に関する実績、
②職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備に関する実績
の各区分から1項目以上公表する必要あり

実際問題、職場でのキャリアだけでなく、子育てやプライベートを含めた家庭生活の両方をしっかりと数値としてみていく必要が出てきたというわけです。

<各区分の情報公表項目のイメージ ※詳細は省令によって示される予定>
①職業生活に関する機会の提供
・採用した労働者に占める女性労働者の割合
・男女別の採用における競争倍率
・労働者に占める女性労働者の割合
・管理職に占める女性労働者の割合
・係長級にある者に占める女性労働者の割合
・役員に占める女性の割合
・男女別の職種又は雇用形態の転換実績
・男女別の再雇用又は中途採用の実績

②職業生活と家庭生活との両立
・男女の平均継続勤務年数の差異
・10事業年度前及びその前後の事業年度に採用された労働者の男女別の継続雇用割合
・男女別の育児休業取得率
・労働者の一月当たりの平均残業時間
・雇用管理区分ごとの労働者の一月当たりの平均残業時間
・有給休暇取得率

企業によってはしっかりとすべてのデータを取得・計測しているところも多いとは思いますが、これからデータを取り始めよう!という企業も、女性活躍推進法にある項目を目安として計測していくと良いのではと思います。

「女性が活躍してそう」な企業の指針が、国の方針としてどういう項目なのかを知ることは、重要なポイントです。

企業内にいる男女の差異があまりないことはもちろん、長く働き続けることができるのか、休みは取れるのかなどは、求職者目線でも重要視するポイントといえそうです。

3.特例認定制度「プラチナえるぼし(仮称)」の創設

私が属する企業としては、やっぱり気になるのが「プラチナえるぼし(仮称)」の創設です!

子育てマークである「くるみんマーク」も「プラチナくるみん」となると、ぐっと認定基準の難易度が上がるのですが、「プラチナえるぼし(仮称)」ではどういった認定基準が追加されるのでしょうか。

2019年10月29日時点ではまだ認定基準の詳細が明らかになっていないのですが、現時点の認定基準をしっかりクリアしながら、「プラチナえるぼし(仮称)」を目指していきたいと思います!

こちらは、公布後1年以内の政令で定める日を施行としているので、2020年6月までに新情報が届きます。

■参考サイト:厚生労働省「女性活躍推進法特集ページ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html

■えるぼし認定(厚生労働省)の基準・マーク申請方法|企業一覧から見えるメリット
https://media-w.protosolution.co.jp/system/eruboshi/

この記事を書いた人 玉城 久子(たまき ひさこ)
株式会社プロトソリューション(沖縄県宜野湾市)の広報担当。
2018年にえるぼし(3つ星)認定に成功し、以降セミナー登壇など女性活躍に力を入れる。
2児の母でもあり、同じママたちに”生きる知恵”を伝えるべく「制度」系の勉強中。