コンビニ風呂敷マイバッグの作り方!レジ袋有料化でエコバッグがなくてもOK
2020年7月1日よりスタートした「レジ袋有料化」。
コンビニではお客さまからのレジ袋辞退が増えたり、「ゴミ袋として自宅で活用していたので1枚3円で購入する方がいい」、という声があがったりしているようですね!
街中でも多種多様なエコバッグが販売されていて、どれにしようか悩む人も多いのでは?
今回は、以前の「レジ袋有料化」記事にて紹介した「風呂敷を活用したマイバッグ」について紹介していきたいと思います。
1枚持っておくと便利!風呂敷バッグの作り方
私は、割と大き目の風呂敷を普段活用しています。
のちほどサイズ表記についても紹介しますが、エコバッグを作るには、二四巾(にしはば)と言われるサイズがちょうど良いです!
少し多めにお買い物をするときには、もう一つ大きなサイズの風呂敷を用意しても良いかもしれません。
今回は図解で簡単な「しずくバッグ」と呼ばれる風呂敷バッグの作り方を紹介しますね。
【風呂敷簡単エコバッグ】しずくバッグの作り方
少し分かりづらいかもしれないので、ポイントごとに写真を撮影してみました!
二四巾のしずくバッグは、娘に持ってもらったらトートバッグサイズになってしまいました(^^;
綿100%の風呂敷なのですが、結び目をキュッと結べば重たいものを入れても、結び目がほどけず優秀です♪
【風呂敷簡単エコバッグ】しずくバッグの作り方 ~応用~
しずくバッグの結び目を2つ作ると、手提げかごバッグみたいな風合いでとても可愛らしいです。
(そしてまた娘にモデルになってもらったら、斜め掛けまでできるサイズ感になってしまいました(^^;)
【風呂敷簡単エコバッグ】ショッピングバッグの作り方
次に、日常的に使う際に、風呂敷の入れる口(くち)の部分が開いたり閉まったりすると便利ですよね!
実はこれも簡単にできちゃいます!
風呂敷を裏を上にして広げて、隣り合う角と角を結び、残った2つの角も同じように結び、ピョコンと出た角を隣り合う角で真結びにします。
このバッグは、最初に結んだところを緩めるようにすれば口(くち)が開きますし、持ち手の部分を互いに引っ張れば口(くち)が閉じるようになっています。これも便利ですよ!
このショッピングバッグは、ちゃんと口(くち)を閉めることができるので、簡易リュックとしても使うことができます!
実は子どもたちにも、専用の風呂敷をプレゼントしていて、おもちゃなどをすぐに入れることができるようにしています。のちほど紹介もしますが、一枚このサイズの「布」があるだけで、本当に重宝しています^^
風呂敷のサイズ表記について
ちなみに、風呂敷のサイズ表記は、着物の生地(反物)を裁断して作ったりしていたそうで、「cm」ではない和な表記名があります。幅(はば)→巾(はば)にて紹介していきましょう。
- 中巾(ちゅうはば):約45cm →ふくさ包みやお弁当包みに
- 尺三巾(しゃくみはば):約50cm →小風呂敷、お弁当包みに
- 二巾(ふたはば):約68cm →風呂敷の定番サイズ、菓子折りなど
- 二尺巾(にしゃくはば):約75cm
- 二四巾(にしはば):約90cm →ワイン包みやエコバッグ活用も ※今回の写真はこちらのサイズです
- 三巾(みはば):約105cm →エコバッグ活用やテーブルクロスにも
- 四巾(よはば):約128cm →座布団包みやソファカバーにも
「約」と記載があるように、店舗によっても微妙に大きさが違ったりします。また、風呂敷は実は本来正方形ではないのです!
いろんな形を包めるように、伸縮作用が働くよう微妙に縦幅が長いそうですよ。
今は色んなデザインも販売されていますし、正方形で作られたものも多くなってきていて、私が持っているものの中にも正方形のものがあります!
エコバッグ代用だけじゃない!風呂敷の有効活用法
今回は、「エコバッグとしての活用」ということで風呂敷バッグの紹介をしてきましたが、エコバッグの代用だけではなく、風呂敷にはたくさんの使い道があります!
私が持っているものの中には、撥水効果のある綿100%風呂敷があります。
この撥水効果は本当にすごいんです!
どんな感じか分かりやすいように、実際に水を風呂敷にこぼしてみました(笑)
こぼした水がコロコロと水玉になって風呂敷の上で転がるくらいの撥水効果です。
※私が持っているものは【防水】ではなく【撥水】になります。
撥水効果のある風呂敷があれば、災害時にもとても有効利用できますよね。
撥水風呂敷の利用方法について少しご紹介すると…
- 水を運ぶ
- 急な雨に対処するカッパ代わり・カバンカバー代わり
- よだれ掛け(スタイ)
- 敷物
- 折りたたみ傘カバー
などなど!
個人的には「水を運ぶ」というのは最初驚きましたが、風に飛ばされてもプラスチックのように海洋ゴミにもならず、防災グッズとしても優秀だなと思います。
※基本的に私が持っている風呂敷は「化学繊維」の入っていない天然素材「綿100%」などになります^^
その他にも、大きな1枚の布なのでこんな使い方も…
- ひざかけ
- ストール代わり
など!(子どものお昼寝時にさっとかけたりもできます^^)
さらに、子育て時に布おむつを活用していたこともあり、万が一子どもが粗相したときでも大きな1枚布があれば、さっとパンツ代わりにもできるのでは…と、使い道は広がります★
もちろん、風呂敷として「モノを包む」という点では本当に優れものです!
丸いものも四角いものも、柔らかいものも包めるのはいいですよね♪
洗濯も簡単にできますし、たためば小さく持ち運べます。
本当に古くから長く使われ、愛されているアイテムは、優秀なんだなと実感します。
風呂敷っていつからある?歴史について調べてみた
古くから…というイメージですが、風呂敷はいつから存在するのでしょうか?
京都ふろしき会・京都ふろしき振興会・東京ふろしき振興会で組織する日本風呂敷連合会では、ふろしきを広くPRするため、平成12年に2月23日を「ふろしきの日」として定め、日本記念日協会に申請、登録されたそうです。
「風呂」敷ということで、日本入浴協会のサイトを見てみると風呂敷の歴史についても紹介されていました。
まず今のような形になったのは室町時代のようです。 それ以前は奈良時代にさかのぼり風呂敷の元になるものが正倉院宝物の衣装を 包むものとして残っています。古くは衣包(ころもつつみ)、平包(ひらつつみ)と 呼ばれていました。
日本入浴協会「「風呂敷」という名前の由来は?」より
奈良時代!といえば、西暦710年~794年。今から約1300年前ですね。宮内庁のサイトによれば、正倉院宝物の起りは756年。「古くから…」と言っていられないほど歴史は深いですね。
さらには風呂の文化が進むにつれて、衣類を包んだり、その上で着替えたりということで「風呂」に「敷く」ということで「風呂敷」の名前で普及していったようです。
そこから、「包む」ものということで、様々なものを持ち運ぶ際の包みになったり、形をかえて袋状にして活用したりなど、幅が広がっていったんですね♪
ローマのテルマエ(公衆浴場)でも実は親しまれてたのでは…
と妄想をひろげてしまいます(^^;
シンプルなもののほうが長く愛され、時代の移り変わりにも影響を受けづらく、親しまれていくのかもしれません。
といっても、今はアニメ柄やキャラクターものなど、様々なデザインが施された風呂敷も市販されていますよね!
シンプルだからこそ、応用が利きやすいのかもしれません。
風呂敷1枚あれば、様々に応用できますので、ぜひ参考になれば幸いです^^